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　大栄サービス（本社・兵庫県西宮市、赤澤健一社長）は、リサイクル業界では国内初の、廃棄飲料専用の管理・保管施設「リバース・マネジメントセンター」（RMC）を、兵庫県西宮市内に新設した。製造・販売ルートから廃棄に転じた飲料系商品を対象に、運搬・保管・処理業務までを手掛ける。また廃棄飲料を１拠点へ集約することで、リサイクルのための前処理を効率的に実施できるという。
　RMCの保管面積は195平方メートル、保管容量は585立方メートルで、2リットルPETボトルで約30万本、缶コーヒーでは約300万缶の保管が可能。脱臭装置を備えるとともに、商品の流出防止対策として24時間のセキュリティー対策を講じている。
　従来、廃棄処理施設においては保管スペースが確保できないため、大量の廃棄物の一括回収が困難だった。また飲料メーカーや物流センターでは、廃棄商品の在庫が倉庫スペースを圧迫し、商品流通・販売活動の妨げとなっていた。
　今回設備では大量の商品回収が可能なため、飲料メーカーなどの不良在庫削減につながる。また集約された廃棄飲料は破砕処理施設で中身の液体と容器類に分別、容器はリサイクルされる。液体は同社の乾燥施設でバイオソリッド燃料へ加工後、ボイラー燃料として利用する。