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「新設の廃棄飲料RMC 5ヵ月間で1200t処理」<日本食糧新聞>
大栄サービスはこのほど、兵庫県西宮市で稼働中の廃棄飲料専用管理・保管施設「リバース・マネジメントセンター(RMC)」での3月から8月までの5ヵ月間の廃棄飲料処理量が累計で1200tに達したと発表した。2リットルPETボトルに換算すると約60万本、缶コーヒー換算だと約630万本に相当する。
RMCは今年3月に新設された。回収した廃棄飲料を、梱包資材の段ボール類と飲料商品とに手選別後、破砕処理施設で中身の液体と缶、PETボトルなどの容器に分離する。その後、破砕した容器はリサイクルし、液体は乾燥施設で「バイオソリッド燃料」に加工する。
同社は総合リサイクル事業を展開しており、産業廃棄物の中間処理だけではなく、収集運搬も行う。「運搬・保管・処理業務」をトータルで提供できることを強みとして、飲料業界などでの返品・回収作業の効率化に貢献する。
さらに、回収した廃棄飲料の保管スペースは195m2あり、2リットルPETボトルだと約30万本、缶コーヒーだと約300万本保管できる。このため飲料メーカーなどの大量回収に対応できるとともに、倉庫の回転率向上にも貢献する。
施設には周辺への環境対策として脱臭装置を備えると同時に、回収した廃棄飲料が流出しないように24時間のセキュリティー対策も講じてある。