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CSR報告書が受賞-リヴァックス-食品残渣燃料化などが評価 <食品化学新聞2012年2月23日>
食品残渣のエネルギー化など廃棄物処理業を行うリヴァックス(兵庫県西宮市)は、発行した「CSR報告書2011」が「第15回環境報告書賞・サステナビリティ報告書賞」の優良賞を受賞した。同賞は東洋経済新報社らが主催するもので、同社の報告書はサステナビリティ賞を受賞し過去にも他の賞を複数受賞している。
同社は1974年以来廃棄物処理業を行い、近年は食品残渣を燃料化するなどエネルギー創造事業にシフトしている。食品工場で発生するコーヒーかす・お茶かすなどの植物残渣や有機汚泥、賞味期限切れの飲料などのバイオマス廃棄物から固形燃料を製造し、それらは低炭素・循環型社会構築に貢献するものとして注目されている。環境・CSR報告書は02年から発行し、その内容は国際標準化機構(ISO)が定める「社会的責任に関するガイダンス(ISO26000)」の主題である①組織統治②人権③労働慣行④環境⑤公正な事業慣行⑥消費者課題⑦コミュニティへの参画及びコミュニティの発展、などの項目に基づいてまとめている。
同社の事業者として目指すべきCSRを打ち出した積極的な情報開示が評価され、最優秀賞の富士ゼロックスのほか電気・製薬・建設などの大手企業とともに受賞した。