廃棄活動から発生するGHG排出量(CO2換算)計算サポート
我が国は、パリ協定に定める目標等を踏まえ、2021年10月に「2050年カーボンニュートラル」を宣言しました。あらゆる企業や自治体にとって、GHG排出量削減は重要なテーマとなっています。加えてプライム市場に上場している企業は、TCFD提言に基づく気候変動関連の開示を要請されています。そのため、Scope3(サプライチェーン)のGHG排出量をいかに把握するかが、様々な場面で求められています。
弊社は、これまで蓄積した廃棄物処理及びGHG算出のノウハウを活用し、廃棄物処理ルートごとの単位あたりGHG排出量算出をサポートします。Scope3GHG排出量算定の精度向上、廃棄物処理先選定時の判断材料、効果シミュレーションのデータとして、本サービスをご活用ください。
サービスの目的
廃棄物処理ルートごとの単位あたりのGHGを算出
グローバル基準(GHGプロトコル)に基づき、一次データ(各社の集計データ)と二次データ(環境省データ)を組み合わせ、精度の高いライフサイクルGHGを算出。単位は重量を基本とする。
期待する効果
Scope3廃棄物関連のGHG算定精度向上
- 二次データのみで算出する場合より、GHG排出量が減るケースが多い
- インパクトの大きい処理フローが特定でき、検討すべき部分をフォーカスできる
処理先検討の判断材料(相見積時など)
- 脱炭素の取り組みという視点で取引先を選択するときの基礎資料として活用できる
- 炭素価格を設定すれば、稟議等での相見積比較が可能となる(インターナルカーボンプライシング)
GHG削減対策の効果シミュレーション
- 製品設計変更、廃棄物量削減などの対策によって、どの程度GHG削減の効果があるか事前に可視化することが可能
- 可能であれば、当社から削減策を提案
サービスのイメージ図
ステップ
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調査設計・見積
目的や対象範囲をお伺いし、調査設計を行います。
上記を、調査範囲、役割分担、納期、御見積に落とし込みご提案いたします。 -
契約
※契約締結までは無料です。
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基礎データ整理
処理契約書、マニフェスト等の情報をいただき、廃棄物ごとのフローを整理します。
各ステップの二次データを整理します。
一次データを取るべき対象を特定します。 -
一次データ収集
対象取引先に対し、貴社よりアンケート回答を依頼します。
回答結果を集計し、基礎データに反映します。 -
レポーティング・納品
エビデンスを整理し、レポートとして納品します。
データはエクセル形式でも納品します。これにより一次データや取引実績が更新されたとき、GHG排出量をご自身で計算することが可能です。 -
GHG削減の為の処理先提案
可能であれば、GHG削減につながる処理先をご提案いたします。
アウトプットイメージ
廃棄活動から発生するGHG排出量(CO2換算)計算サポートはこんなひとにおすすめ
- GHG削減取り組みの優先順位を整理したい経営層
- 製品設計変更等によるGHG削減効果をシミュレーションしたいブランドマネージャー
- Scope3カテゴリー5、12のGHG排出量の管理方法を確立したい経営企画・環境・ESG推進スタッフ
- Scope3カテゴリー5、12に関し、より実態に近いGHG排出量を知りたい経営企画・環境・ESG推進スタッフ
- よりGHG排出量の少ない処理ルートに切り替えたい廃棄物管理責任者、廃棄物担当者