廃棄飲料製品のリサイクル
全ての飲料製品を100%リサイクル
期限切れや製品不良により、工場・倉庫から出荷できない飲料製品を産業廃棄物として引取し、独自のフローでリサイクルしています。引き取った飲料製品は専用の倉庫で一時保管され、開梱、容器の種類ごとの仕分けの工程を経て、飲料製品専用の破砕機で容器を破砕処理し、商品価値の滅却とともに内容液の分離を行います。分離された内容液は乾燥機や排水処理施設で処理し、肥料原料としてリサイクルしています。
処理フローに仕分け工程を組み込んでいるため、複数の種類の容器が混ざった状態でも事前分別の必要はありません。破砕後の容器も素材ごとにリサイクルすることが可能なため、容器も内容液も100%リサイクルできることが特徴です。また、容器と内容液という種類の異なる廃棄物を分離させ、それぞれ最適な処理を行うことで、焼却と比べ、低コストでの処理を実現しています。
受け入れ対象物
- PETボトル飲料
- 缶飲料
- 瓶飲料
- 紙パック飲料
- プラパウチ・BIB入り飲料
- 樽などに入った飲料製品
廃棄飲料製品のリサイクルシステム
廃棄飲料製品とは
廃棄飲料製品とは製造後に廃棄される飲料製品廃棄物の分類です。PETボトル入り飲料、缶入り飲料、瓶入り飲料、紙パック入り飲料、プラスチックパウチ入り飲料や業務用のガロンタンク入りやBIB製品があります。
産業廃棄物としては、内容液は廃酸、廃アルカリ、汚泥、容器は廃プラスチック類、金属くず、ガラスくずとして取り扱われます。
製造時の不良品や出荷期限切れ、キャンペーン等の終了による返品などが廃棄の理由になります。天候の影響なども受けるため発生量や発生頻度は予測できず、製造ラインのトラブルがあれば突発的に大量に発生する可能性もあります。また、容器に含まれるロゴや商品名により排出事業者が明確になっている特徴があるため、商品価値の滅却が必要です。
廃棄飲料製品の具体例
- 水、ミネラルウォーター
- コーヒー飲料
- 炭酸飲料、エナジードリンク
- 果実飲料、野菜ジュース
- 機能性飲料、スポーツドリンク
- 牛乳、乳性飲料、大豆豆乳液
- 緑茶、麦茶、紅茶、ウーロン茶
- 低アルコール飲料、チューハイ、ワイン
食品リサイクル法に基づく廃棄飲料製品の処理
リヴァックスの廃棄飲料製品のリサイクルシステムでは、期限切れなどで発生した廃棄飲料製品は専用倉庫にて段ボールから開梱、容器の素材ごとに仕分けを行います。
その後、破砕機よって容器の破砕と内容液の分離を行います。破砕分離工程では、分別と容器に含まれるブランド価値の滅却の役割を担います。
内容液は乾燥処理もしくは、メタン発酵処理施設にてリサイクルを行います。容器の素材ごとに破砕処理を行うため、容器も含めた100%リサイクルを実現しています。
食品廃棄物のリサイクル方法
乾燥 | 水分が多くリサイクル原料として扱いにくいものは、リサイクルの前処理として乾燥して減容化。乾燥後の残さは、堆肥の原料として利用。 |
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メタン発酵 | 嫌気性発酵により食品廃棄物中の有機物を分解し、メタンガスと消化液を生成し、メタンガスを用いて発電を行う。発生する残渣は有機分を含む堆肥として利用。 |
廃棄飲料製品のリサイクルはこんなひとにおすすめ
- 廃棄する飲料製品は現在焼却処理をしている
- 滅却とリサイクルを両方実現したい
- 食品リサイクル率をあげたい
- 少しでもコストダウンしたい
- 容器の種類での分別を行わずに廃棄したい
- 突発的に廃棄量が増えるケースがある
- 倉庫の保管期限内に処理を完了させなければならない
- 廃棄物の運搬に使用したパレットを返して欲しい
- 製品廃棄の証明書が欲しい
業界でも数少ない飲料製品専用のラインがあるため、製品に含まれるブランド価値の滅却とリサイクルの両方を実現することができます。積替保管施設を活用することで一時保管や分別が必要な荷物も問題なく取扱いが可能です。
関連メニュー
- 処理待ち、遠方輸送の産業廃棄物の保管・積替機能
- リサイクルの実現のための前処理機能
- 廃棄物処理委託に付帯する返却容器の管理機能
- リサイクル困難物に対する新たなメニュー開発機能
- 排出事業者の様々なニーズに応えるメニューのカスタマイズ機能