様々なニーズに応える物流加工センター

リサイクル実現のための物流加工ソリューション

食品廃棄物は成分や発生状況、保管場所や運搬方法の制約などにより性状、荷姿等の受託条件は多岐に渡るため、排出時の状態のままではリサイクル施設の受入条件とマッチせず、リサイクルが困難になるケースがあります。リヴァックスではそういった課題への対応として、排出事業者の様々なニーズに応えるための機能を持った物流加工センターがあり、リサイクル施設搬入前の様々な加工メニューの提案・開発を行っています。

受け入れ対象物

  • 食品廃棄物
  • 廃棄飲料製品
  • 有機性廃棄物

施設情報

施設名称 RMC(リバースマネジメントセンター) 保管容量 735m3未満
許可区分 収集運搬業(積替保管) 保管面積 264.6m2未満
許可品目 汚泥、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、動植物性残さ、金属くず、ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず 所在地 兵庫県西宮市鳴尾浜2-1-27

機能

  • 処理待ち、遠方輸送の産業廃棄物の保管・積替機能
  • リサイクルの実現のための前処理機能
  • 廃棄物処理委託に付帯する返却容器の管理機能
  • リサイクル困難物に対する新たなメニュー開発機能
  • 排出事業者の様々なニーズに応えるメニューのカスタマイズ機能

開梱

廃棄物は保管場所の制約や輸送時の都合により様々な荷姿で排出されます。
そのままの荷姿ではリサイクル施設での受入ができない場合があるため、フォークリフトや専用の道具を使って開梱作業を行い荷物をバラの状態にすることでリサイクル施設の受入条件に適合させリサイクルの選択肢を広げます。

フレコンバック

フレコンバックをフォークリフトで持ち上げながら、カッターで切れ目を入れて開梱。

ドラム缶

ドラム缶の蓋を開け、中身を吸引車で吸引。

段ボール、原料袋、一斗缶

パレット積みされた廃棄物を一つずつカッターで切れ目を入れる。切れ目が入った廃棄物をひっくり返して、中身はバッカンに排出。中身を取り出した段ボールはプレス機に投入し、圧縮。

業務用樽

専用樽の上部に専用器具を取り付けて、中身を排出。

仕分け

処理方法ごとに取り扱える食品廃棄物の成分や性状が異なります。
個別にみればリサイクルできる廃棄物も混合状態では最適なリサイクルが選択できないケースがあります。
リサイクル施設の取り扱い物を把握し目的に合わせた荷物の分別を行います。

飲料の容器別仕分け

廃棄飲料製品をPETボトル飲料、スチール缶飲料、アルミ缶飲料、ガラス瓶飲料(白色瓶、茶色瓶、それ以外の色の瓶)、その他の容器入り飲料(紙パック飲料、プラスチックパウチ入り飲料、他)の容器の種類ごとに分別します。

食品の種類別仕分け

食品の種類ごとに搬入するリサイクル施設や、処理する工程が異なる場合に手作業により食品の分別を行います。食品のカテゴリ分けは事前に排出事業者様との綿密な打ち合わせにより取り決め、作業現場で案件ごとにマニュアル化することで複雑な仕分け業務を実現します。
※仕分け後のリサイクル処理施設とは事前に産廃処理委託契約を締結頂きます。

リサイクル可能物と焼却対象物の分別

リサイクルに不適の食品が一部含まれることですべて焼却処理せざるを得ない場合があります。リヴァックスではリサイクル不適物のみを分別することでリサイクル率を向上させます。

飼料化活用資源の選別

食品廃棄物の中に資料としても利用できる成分・品質のものが混合されている場合にRMC(積替保管場所)にて手作業で飼料向けの原料として選別を行います。選別した食品は処理を行わずに飼料原料として売却します。
※選別は事前に排出事業者様から承認を頂いた場合に限ります。

パレット管理

廃棄物の一時保管を行うためにパレット積みでの輸送が必要になる場合がありますが、廃棄物輸送時に使用するパレットは排出事業者(もしくは物流倉庫様)の大切な資産です。
紛失や破損で損失にならないよう排出事業者ごとに分類のうえ台帳等での保管管理を行います。

保管管理

パレットは廃棄物の受入時にパレット伝票との照合を行います。
他の排出事業者のパレットと混合しないようにシールを貼り付けて保管し、台帳により数量管理を行います。

返却輸送

処理が完了した空きパレットは事前に取り決めた枚数ごとに弊社手配の車両にて指定の返却場所へ返却します。
※自社車両での回収も問題ありません。

JPRパレット付け替え

JPRに加盟しているため、契約者リレーによる名義変更が可能です。JPR専用のシステム(Eパル)で登録頂くだけで対応可能です。
対象のパレットは搬入時にパレット伝票と照合し、処理完了後はリヴァックスからJPRにパレットをまとめて返却します。
※対象はJPRパレットのみになります。

特殊な形状の食品廃棄物の前処理

特殊な形状の食品廃棄物はそのままではリサイクル施設の受入ラインに投入できず、リサイクル困難物になってしまう場合があります。
処理の相談を頂いた食品廃棄物は個別に対応方法を検討させて頂きます。独自の手順や専用の道具の使用等により案件ごとにリサイクル施設受入ライン投入のための前処理メニュー開発を進めています。
※具体的な対応メニューについては案件ごとにお問い合わせください。

対象物例

  • 高濃度のもの
  • 高粘度のもの
  • 成分に著しく偏りがあるもの
  • サイズが大きいもの
  • 温度が下がると固化するもの
お問い合わせはこちら